ホーム > 産婦人科 > 出産・分娩 > 無痛分娩


無痛分娩について <無痛分娩を希望される患者様へ>
 無痛分娩料金 \80,000 (税込み) ※分娩費用に加算されます。
 ご希望の患者様に限り、無痛分娩を実施しています。無痛分娩を希望する方は、この説明をよくお読みになり担当医師にご相談ください。

■無痛分娩は 経膣分娩の際の痛みを麻酔薬や麻薬などを用いて和らげ、分娩に伴う母体の体力消耗や不安感・恐怖感など極力低下させることを目的としています。分娩中の疼痛緩和には様々な方法があります。当院では硬膜外麻酔を用いて無痛分娩を実施しています。
■硬膜外麻酔とは 脊髄の外側の硬膜外腔に背中から細いチューブを挿入し、必要な時、または持続的に、そこから麻酔薬を注入する方法です。通常陣痛が増強した時点で麻酔を開始し、分娩が終了した後にチューブを抜去します。


<無痛分娩のメリットとデメリット>
■無痛分娩のメリット 麻酔の効果には個人差があります。痛みを完全に取り除くのではなく、緩和させるのが目的です。分娩にともなう痛みが和らぐことにより、母体の体力消耗が少ないとされています。また、産道の緊張が解け分娩がスムースに進行することがあります。
■無痛分娩のデメリット 陣痛による子宮の痛みを感じる脊髄の神経領域と、子宮の収縮を起こす神経領域が近いため、麻酔により陣痛が弱くなったり、子宮口が全開大してからのいきみが感じられなかったりということがしばしばあります。このため先ほどのメリットとは逆に分娩所要時間が長引いてしまう傾向があります。無痛分娩の際には陣痛促進剤が必要になる場合がほとんどです。また、いきみの感じがわからなくなると、鉗子・吸引分娩でお手伝いすることになります。過去の統計をみても、無痛分娩の際には普通分娩に比べ、鉗子・吸引の率は高くなるといわれています。なお帝王切開になる率は変わりません。

<無痛分娩の合併症>
1.硬膜穿孔 硬膜外麻酔の際、硬膜を傷つけ麻酔が効きすぎたり、頭痛の原因になったりします。
2.感染 十分な消毒を行いますが、麻酔チューブ挿入部より感染が起こる場合がまれにあります。
3.血腫形成 挿入部に血腫を作ることがあります。神経を刺激してしびれなどの症状がでる場合がありますが、血腫が消失すれば通常その症状も消失します。しかし、ごくまれに大きな血腫ができると足の麻痺の後遺症が残ることもあります。
4.血圧低下 麻酔により血管の抵抗が減少し血圧が低下することがあります。血圧が極端に低下すれば、母体だけでなく胎児にも悪影響が及びます。
5.薬物アレルギー 麻酔薬に対するアレルギーにより、発疹、耳鳴り、血圧低下、ショックなどの症状がでることがあります。
 以上が主な合併症です。発生頻度はそれほど高いものではありませんが、万一発生した場合には責任をもって対処します。


<無痛分娩におけるお願いと注意事項>
1. 無痛分娩は硬膜外カテーテルの留置や麻酔薬の注入、頻回の血圧測定などが必要になりますので、人手の多い昼間に行います。そのため原則として、計画分娩で行います。
2. 分娩日の決定は、内診所見などにより妊娠10ヶ月に入ってから担当医師が外来で行います。分娩日の決定がその数日前になることもあります。
3. 無痛分娩予定日前に陣痛が来たり破水した場合も可能な限り無痛分娩を行いますが、夜間であったり病棟の状況によっては行えない場合もあります。
4. 分娩誘発を行っても有効な陣痛が得られず分娩が進行しないこともあります。必ずしも誘発日に分娩になるわけではありません。
5. 骨盤位分娩、双胎分娩や帝王切開の既往のある方の分娩時には無痛分娩はおこないません。
※わからないことがありましたら、遠慮なく担当医師にご相談ください。
ページトップへ